地域医療を支える看護師を増やす驚きの秘策

TBS夢の扉 4月3日放送
五十嵐里香看護部長 看護師を増やす→医療サービス向上!

全国的な看護師不足

五十嵐さんは日本が抱える大きな問題に取り組み実績をあげてきた。

けいせい会 東京北部病院(足立区)
3年で看護師数65名→105名に増やす
過去 福島県A病院 35人→55人
   千葉県B病院 150人→190人
医療の質・サービスを向上させてきた。

いったいどんな方法で看護師を劇的に増やしたのか?

柏たなか病院(千葉県柏市
この病院は5年前閉鎖寸前に追い込まれた。
医療法人あおい会が再建し黒字経営。
昨年10月から五十嵐里香さんが看護部長として赴任。

秘策1 看護師の復職支援セミナー

病院を辞めた看護師たちに復帰を促す講習会
日本全国で看護師免許を持っている方175万人
働いている看護師は120万人
55万人が何らかの理由で働いていない。
結婚 家に入ると子供優先に考えてしまう。
子供が大きくなり復帰したいが、不安。

セミナー告知
病院にポスターを張る
新聞に織り込みチラシの広告
セミナー当日
地元に住む元看護師5人が集まった。
6年から14年のブランクがある
基本的な機器を使うことで現場の勘を取り戻す。
新しい医療機器の使い方を丁寧に教える。


五十嵐里香さん福島県生まれ
会津中央病院勤務
36歳で看護部長に
看護師が辞めていくことに直面
責任者として病院に看護師不足を訴える。
解消されない問題に、自分で看護師を集めることをはじめる。
45歳で初めて復職支援セミナーを開く。
辞めていった看護師に復職を呼び掛ける。
ホームページや就職情報誌を使い看護師募集。
子供を持つ看護師のために病院内に24時間オープンの保育所を開設。
職場環境を整備することで看護師が定着。



2月になり退職届が・・
小学生に入る子供を持つ看護師達
夜勤など不規則な勤務が多く子育てとの両立は負担が大きい。
柏たなか病院
24時間オープンの保育所で6歳児までの施設はあるが
小学生のための施設がない。

秘策2 学童保育設立に動き出す。
病院まで遠い小学校もある。
送迎バスが必要になる。バスを乗るのに小学校の先生にも協力を依頼。

半年で30名増やすことに成功

2020年までに日本中の看護師を笑顔にしたい。
病院に看護師が増えることで医療サービスが向上します。

五十嵐さんの活躍に頭が下がります。
福島県中の病院が五十嵐さんのシステムを取り入れて
もっと看護師さんが働きやすい環境になればいいですね。

がんばろう福島 感謝